映画化&英訳決定! 恋愛を楽しめないの、僕だけ? 大学生の七森は“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手。こわがらせず、侵害せず、誰かと繋がりたいのに。共感200%、やさしさの意味を問い直す物語

貴方はとても優しい人。だから何度も傷付いてしまう。
柔らかい心を守るため、悲しいニュースを遮断する。
耳に届く心無い罵詈雑言の数々。
ジェンダーやステータス、レッテルを貼ろうとする普通の人。
世の中の大半は、ぬいぐるみのように優しくない。
それでも『消えて居なくなりたい』だなんて、言わないで。誰かに付けられた無数の傷跡を抱えて、吐きそうになりながら生きるしかないんだよ。
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ペンギン・ハイウェイの世界を徹底解剖!前日譚『郵便少年』も所収

どちらもペンギンの名を冠している……だけでなくて、より深い部分で共通点があると思う。
青山少年は、お姉さんと世界の謎を研究する過程で辛い選択を迫られる。彼の葛藤は、人と鳥の間での苦悩を描いた人鳥哀歌に大きく重なるだろう。彼らの決心の先に成功がある事を祈りたい。
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猫の美しさは、毛並みにあると思う。
ビロードのきめ細かな質感は、
滑らかな生地のよう。

ふかふかと柔らかく、金色の陽の光を
ふんだんに吸い込んだ極上の手触り。
手のひらで撫でると吸い込まれそうだ。

嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らし、
時折足元に擦り寄ってくる。
寂しい夜も、いつもそばに居る存在。

お利口で気品がある、
密やかで暖かい幻。
幸せを象った優しい生き物が、猫だ。
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「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」という文章で始まる有名な作品。洋画家の主人公が山中の温泉宿に滞在する。そこには美しく謎めいた那美がいた。どことなくユーモラスな文体の中にも漱石の物の見方やとらえ方が描かれており味わい深い。この作品は読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

雲雀と菜の花。
明るさの中にどこか愁いを帯びた春の情景。
それは草枕の冒頭にも、作中に引用されたシェリーの詩「雲雀に寄せて」にも、そしてチャイコフスキーの「雲雀の歌」にも。
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雪の朝、ぼくの部屋に、小さな小鳥ちゃんが舞いこんだ。体長10センチ、まっしろで、くちばしときゃしゃな脚が濃いピンク色。「あたしはそのへんのひよわな小鳥とはちがうんだから」ときっぱりいい、一番いいたべものは、ラム酒のかかったアイスクリーム、とゆずらないしっかり者。でもぼくの彼女をちょっと意識しているみたい。小鳥ちゃんとぼくと彼女と。少し切なくて幸福な、冬の日々の物語。

可愛くて愛しくて、ちょっと生意気で、でもなんだか憎めない小鳥ちゃん。新雪のように純白の身体。ほんのり色付いた桃色の脚とくちばしが愛しい。

好物はラム酒のかかったアイスクリーム。しょっちゅう飼い主の僕を困らせては、愛嬌でなかったことにしてしまう。

でもね、そんな君が好きなんだ。君に振り回される日々だけど、僕は幸せなのだから。
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名探偵ホーソーンのシリーズ二作目です。パズルがはまっていって謎がきれいにとけるのは気持ちがいいです。この曲にしました(^^)
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このミステリーがすごい!2023年版 国内編第1位! ミステリが読みたい!2023年版 国内編第1位! 東京、炎上。正義は、守れるのか。 些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。 たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。 直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。 「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。 警察は爆発を止めることができるのか。 爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。 【業界、震撼!】 著者の集大成とも言うべき衝撃の爆弾サスペンスにしてミステリの爆弾。取扱注意。 ーー大森望(書評家) この作家は自身の最高傑作をどこまで更新してゆくのだろうか。 ーー千街晶之(書評家) 登場人物の個々の物語であると同時に、正体の見えない集団というもののありようを描いた力作だ。 ーー瀧井朝世(ライター) この作品を読むことで自分の悪意の総量がわかってしまう。 ーー櫻井美怜(成田本店みなと高台店) 爆風に備えよ。呉勝浩が正義を吹き飛ばす。 ーー本間悠(うなぎBOOKS) 自分はどちらの「誰か」になるのだろう。 ーー山田麻紀子(書泉ブックタワー)

小説の中で連続する爆発事件の臨場感と、曲のスピード感がマッチしていると思いました。
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世界に降り注いだ泡〈バブル〉によって重力が壊れた東京で、少年と少女の想いが引かれ合う──。5月公開映画『バブル』ノベライズ。

世界が泡に染まる。
「音」に敏感な僕は、周囲と対立を深めるしかなかった。
無垢な「君」は不思議な歌で魅了し、
空高く舞い、泡の中を泳ぐ。
あの日壊された街と無数の命。
どうか、汚染された地上を救って。
エラーに満ちた世界に、一縷の光を。
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ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。

主人公「ぼく」が抱えた辛さ、ふみちゃんへの優しい思いが、この歌に通ずるところがあると感じました。
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晴人と美咲の哀しみの先に、微笑みが届きますように。
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すべてを焼き尽くす火山は、
いずれ大地を育むことになる。
雨はしずかに降り注ぎ、
その上に誰も見たことのない花を咲かせる。
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館ものミステリーのアンソロジーです。周木先生の煙突館の実験的殺人が面白かったです。館だからこのバンドにしました(^.^)
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人より嗅覚が優れた少女。
帝国を支える「奇跡の稲」の香りの声に覚えた違和感とは。
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でも怖さでは止められない
この胸の高鳴りは
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『流浪の月』で本屋大賞を受賞した著者が二年ぶりに放つ、胸を打つ愛の物語。

10代から30代の変化する二人の関係。
正しさだけでは生きられない彼らが生きる人生は、
この曲が全てで、この歌詞が全てである。
‐‐‐
今日は天気がいいみたいだ
雲一つない夜だ
星を見にいこう
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大泉洋が大学在学中の1997年から雑誌連載で綴ってきた幻の原稿108編と、40歳になった自身を振り返りつつ執筆した4編を一挙収録した大人気エッセイ集。文庫版では「家族」をテーマに大量書き下ろし、装画を手掛けたあだち充との対談も追加収録。「水曜どうでしょう」裏話や「大泉洋の在り方」についての独白など、「大泉洋が喋っているよう」と評された“饒舌なエッセイ”は爆笑必至、そして胸が熱くなる大泉ワールド全開の一冊。

「足りないのは 代わりがあるから。」(歌詞より)
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ブルートレイン「さくら」の切符をゆずれ、と脅迫した男たちは何者なのか? 切符の譲渡を拒んだ業界紙記者の石森は、異様な不安を覚えつつブルートレインの客となった。はたして車内には、異常な雰囲気を発散させる男たちがいた。不審な乗客の正体と彼らの狙いは? 闇の中を暴走する寝台特急の終着駅は? 大胆な構想と迫真のシチュエーションで世を震撼させた、戦慄をよぶサスペンス。予見長篇ミステリー。

クーデターに巻き込まれた寝台特急の乗客。自衛隊と寝台特急との攻防とヘリコプターの迫力は圧巻。
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本屋さんが舞台のミステリーです。ほのぼの日常の謎かと思いきや意外とそうでもなかったりします。ブックだからベックにしました(^o^)/
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死刑廃止の国際的な趨勢に反し,死刑を存置し続ける日本.支持する声も根強い.しかし,私たちは本当に被害者の複雑な悲しみに向き合っているだろうか.また,加害者への憎悪ばかりが煽られる社会は何かを失っていないだろうか.「生」と「死」をめぐり真摯に創作を続けてきた小説家が自身の体験を交え根源から問う.

私は死刑制度に賛成だ。世の中には、人の痛みが全く分からない人間がいる。彼らのために幾ら時間を割いても無駄だ。ただ人権を理解するだけではどうにもならないのだ。それを「一方的な暴力」と呼ぶならば構わない。純粋悪は確かにあるのだから。
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館ものミステリのアンソロジーです。はやみね先生のは楽しいし、白井先生のはグロさが強烈でした。館だからなんとなくこのグループ(^^)
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夜のFMからニュースを流しながら
部屋の灯り消して
窓辺に椅子を運ぶ
小さなオペラグラス
じっとのぞいたけど
月をすべる雲と
柿の木ゆれてただけ
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