家族も友達もこの国も、みんな演技だろ――元「天才」子役と「炎上系」俳優。高1男子ふたりが、文化祭で演じた本気の舞台は、戦争の惨劇。芥川賞作家による圧巻の最高到達点。 かれはこの場のぜんぶを呪っている。 それを才能といってもいい。 そして演じるちからに変えている。 「最高に読み応えがあり、かつ唯一無二の印象がある。時代のフロンティアに刺さっている。」――古川日出男(朝日新聞文芸時評) 「間違いなく、作家・町屋良平のキーとなる作品」―山﨑修平(週刊読書人文芸時評) 本心を隠した元「天才」子役・生崎(きざき)と、空気の読めない「炎上系」俳優・笹岡(ささおか)。性格は真逆だが、同じように親を憎み、家族を呪い、そして「家族を大事に」というこの国が許せない。互いの本音を演じあうふたりはどこへ向かうのか――? 「今この国の空気」を生きるすべての人へ問う衝撃作! 「デビューから7年のすべてを投じました」――町屋良平

人はただ生活、幸福、家庭という制約の中に生きるエキストラにしか過ぎない。ただ生きるために顔色をうかがう演技をしなければならない若者たちの苦悩と、この国に潜む暴力を炙り出す問題作。
0
0件のコメント

あの特別な感情を文芸の最前線でアップデートする新次元の恋愛小説江國香織さん推薦「言葉によって規定されてしまう前の、繊細で野蛮できりのない‘恋’が、容赦なく流れる時間のすきまからこぼれてくる。」京、青澄、土、しき。高校で4人は出会い、恋に落ちた。身体が発熱し、恋愛のぜんぶを出し尽くしてしまった。あの事件が起こるまでは--。あれから15年。歪な力関係の社内恋愛をつづける「京」娘を家庭に縛り付ける毒親から離れられない「青澄」貧しい大家族のなかで育った「土」両親の死から心身に不調をきたし社会との接点を失った「しき」「あけましておめでとう! 久しぶり。みんなどうしてる?」大晦日に送られた京からのメッセージが、どん底のいまを動かしはじめる。各紙誌の話題をさらった『ほんのこども』から1年8か月、著者のすべてを投入した最新長編

歴史は繰り返すけど恋人だけ戻らない

4人の登場人物の恋は言葉によってすべて出しきってしまう。繰り返す歴史をアップデートできるだろうか?
0
0件のコメント

自分には才能がない。高校生の毅(つよし)は詩を書いているが、全くといっていいほど評価されていない。一方、親友のあたるには才能があった。彼は紙上に至情の詩情を書き込める天才だった。多くのファンがいて、新人賞の最終候補にも残っている。しかもあたるは毅が片想いしている可愛い女子と付き合っていて、毅は劣等感でいっぱいだった。そんな中、小説投稿サイトにあたるの偽アカウントが作られる。「犯人」を突き止めると、それはなんとあたるの作風を模倣したAIだった。あたるの分身のようなAIが書く小説は、やがてオリジナルの面白さを超えるようになり――。誰かのために書くということ。誰かに思いを届けるということ。芥川賞受賞作家が、文学にかける高校生の姿を描いた青春エンタメ小説。

誰かのために言葉を伝えたい。その言葉がAIに盗まれたとしたら?初のエンタメノベル。
0
0件のコメント

デビュー戦を初回KOで飾ってから三敗一分。当たったかもしれないパンチ、これをしておけば勝てたかもしれない練習。考えすぎてばかりいる21歳プロボクサーのぼくは自分の弱さに、その人生に厭きていた。長年のトレーナーにも見捨てられ、変わり者のウメキチとの練習の日々が、ぼくを、その心身を、世界を変えていく――。《第160回芥川賞受賞作》。

逢えなくなるその日まで
あなたといたい
今日よりも暖かい明日を

負けっぱなしのボクサーがトレーナーのウメキチと交流するとき、果たして世界を獲れるのか?
0
0件のコメント

芥川賞受賞作家の真骨頂・新境地!横溢する暴力と身体、無垢なる魂。言葉を与えられていない領域に光をあて物語を紡ぐ。

理性に抑えられながら生きるとは…?人は何らかのきっかけで超えてはならない一線を超えてしまう主人公。これを軸にイデオロギーとは何かを問う問題作にして必読の書。
0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

倉田まり子さんがカバーした歌。冒険の旅の終わりに記録が残る代償としてさよならが来る焦燥感を柔らく歌いあげる。
0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

自分らしさと友情、どちらかを取るか?
♪変わり続けてく 町並みのように
 元には戻れない 若き日のふたり
それでも友情が壊れることがない日を思いつつ。異性には理解しがたいが同性ならわかってくれる。町屋良平先生の一連の作品には優しく語りかけてくれる一方で、非情の現実世界を思い知らされるホラー感もある。そんな対比のバランスをうまく取れている。
0
0件のコメント
これを完全に読み終えたとき、本当に朝は迎えただろうか?白夜の如くまだ夜の儘か。現実と幻想の間に。
0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

俺は文学の、友達は音楽のゾンビになるまで腐り果てよう。
感性のままに という歌い出したときがそのまま潮里の心情として綴っている。
0
0件のコメント

無気力系男子・岳文が恋に落ちるのはいつも一瞬、そして全力―第160回芥川賞受賞作家がおくる、ピュアで無謀な恋愛小説!

インドのプールで女子にドボン!された主人公とオールスター水泳大会で歌った荻野目洋子さんのこの曲とが重なった。
0
0件のコメント

その冬、おれの身近で三人の大切なひとが死んだ――著者デビュー作遂に文庫化!対談=尾崎世界観氏、マンガ=マキヒロチ氏を併録。

その年の冬、3人が消えた。遺された主人公が取った道は?
0
0件のコメント

日常の中にも、一瞬先のカタストロフ。自我の輪郭があやふやなぼくは、愛と生活を取り戻せるのだろうか。交錯する優しい感情。新しい関係の萌芽を描く、パラレル私小説3部作。芥川賞作家の新境地。

♪青春は長い坂を・・・
このサビによって主人公と中心人物の子供とが明日へどう向かうのか?ラストシーンはまだ発端か?と思われる。
0
0件のコメント
小説家志望の高校生が主人公、友情とは何かを改めて考える。初のエンタテインメントノベルズ
0
0件のコメント

高2男子、モニター越しにきらめく春夏秋冬...気鋭の文藝賞受賞作家が描く、「恋」と「努力」と「友情」の超進化系青春小説。

高校2年生が踊ってみた。ジャンルは主人公らしく底抜けで明るいZUMBAだろうか?
0
0件のコメント

なんでおまえはボクシングやってんの? 自分の弱さをもてあます二十一歳のプロボクサーが拳を世界と交えたとき。

大事なときにもかかわらず知り合った女性との別れのとき。どちらが先に身を引くのかの駆け引きは?そのあと女性は?そして主人公が選択した道は?
0
0件のコメント

無気力系男子・岳文が恋に落ちるのはいつも一瞬、そして全力―第160回芥川賞受賞作家がおくる、ピュアで無謀な恋愛小説!

真っ直ぐ伝わる気持ちほど、実はテクニックが詰まっている。
一方で不器用な想いには、裏があると思われてしまう。

だから、伝えたいことがシンプルであればあるほど、林檎みたいに真っ赤になる。言葉の裏にあるものなんて、何も知らなかった頃に戻りたい。
0
0件のコメント

その冬、おれの身近で三人の大切なひとが死んだ――著者デビュー作遂に文庫化!対談=尾崎世界観氏、マンガ=マキヒロチ氏を併録。

ハルオととう子さんはなぜずっとモヤモヤとお互いのことを気にしながらケンカ?してるのか正直わからなかったが、そんな二人の心情を表現しているのではと思いJUJUの素直になれたらを選曲。
"いつだって本当はずっとI wanna say I love you"
0
0件のコメント

その冬、おれの身近で三人の大切なひとが死んだ――著者デビュー作遂に文庫化!対談=尾崎世界観氏、マンガ=マキヒロチ氏を併録。

文字通り「ボロボロ」のハルオは、夜が近付く空を見上げる。心のどこかでは、美しい最終回を信じていた。だから明日に向かう電車に、惰性で乗り込んでいたのだけれど、もうここで降りてしまおう...そんな情景が浮かんだ。
0
0件のコメント

なんでおまえはボクシングやってんの? 自分の弱さをもてあます二十一歳のプロボクサーが拳を世界と交えたとき。

ボクシングの小説×サラリーマンの悲哀を歌った曲。一見ミスマッチも、淡々と自分を追い込んでいくスタイルが共鳴する。
0
0件のコメント

高2男子、モニター越しにきらめく春夏秋冬...気鋭の文藝賞受賞作家が描く、「恋」と「努力」と「友情」の超進化系青春小説。

淡々と、タンタンと、踊る。ただ踊る。毎夜毎夜踊る。踊らない選択肢はない。だって退屈ですから。泣けるとこ一個もないのに泣ける、という意味で共通する組み合わせ。
0
0件のコメント