兄の死以来、人が死ぬ小説ばかりを読んで過ごす亮太。けれど高校最後の体育祭をきっかけに付き合い始めた天真爛漫な小春と過ごすうち、亮太の時間が動きはじめる。やがて家族となった二人。毎日一緒に美味しいごはんを食べ、幸せな未来を思い描いた矢先、小春の身に異変が。「神様は乗り越えられる試練しか与えない」亮太は小春を励ますが...。泣いて笑って温かい、優しい恋の物語。

歌の中の、灯台の灯りを見ながら、今の僕は君を正しく導いてるかな?と考える僕が、太陽のようではないけど、夜の海の向こうを強く優しく照らす主人公に重なった。
僕らのごはんは明日で待ってる…
それは、当たり前なことではない。
「あって当然と思ってたことも 実は奇跡で」の歌詞を思い出す。
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どうにもしっくりこない人がいる。スーツ姿にリュックで出社するあの人、職場でノンアルコールビールを飲むあの人、恋人を「相方」と呼ぶあの人、休日に仕事メールを送ってくるあの人、彼氏じゃないのに“彼氏面”するあの人...。古い常識と新しい常識が入り混じる時代の「ふつう」とは?スッキリとタメになる、現代を生き抜くための必読書。

「電車の中でリュックをおろさない人」など、「モヤモヤするあの人」についてのエッセイなのだけど。
「Mr.childrenの『LOVE』は『彼氏面男子』の歌」に、おお、と感動するほど納得してしまった。
私にとってこの本=彼氏面男子=Mr.children「LOVE」しか残っていない・・・
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ミスチルに支えられた日本代表、サッカーに救われた桜井和寿。2つの国民的コンテンツが交差した場所から探る「平成」のムードとスピリット。footballistaが贈る「サッカーと音楽」。

本書はサッカーとMr.childrenを通じた「平成」の考察だ!ということで、社会風刺×サッカー×ミスチルという尖った「LOVEはじめました」が一番しっくりくるかな。
ミスチルとサッカーというとてもポップな題材だけれど、「終わりなき旅」という最大公約数ではない笑
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艱難辛苦待ち受ける幸せのプレリュード!? 「僕と結婚してください」。プロポーズの言葉に、そっと頷く貴女。じっと見交わす瞳と瞳、2人の影は1つになって。しかし「幸せ」はまだ遠い。親の承諾、婚約指輪の選定、式場予約、そして花嫁衣装、2次会に新婚旅行……。豊富な結婚式出席経験をもつ著者(未婚)ならでは、必読爆笑ブライダル大コラム。(講談社文庫)

結婚披露宴に参加するたび、
「あー茶番…ありふれたlovestory、ありふれたセレモニー」に見えてしまい、浮かんだ。
(友達が幸せそうで嬉しくなるのとは、別ね。)

そして恋は途切れた♪
一切合切飲み込んで未来へと進め♪

このフレーズが、
「マリッジブルー」に重なった。
元彼に連絡をする女性は、一種の禊か?笑
なんて。

結婚「疲労」宴の数だけ、
いやそれ以上に、
ありふれたLoveStoryの残骸は転がっている。

未来へと進め!で
「結婚疲労宴」まで行き着けたひとは、
突き進むといいよ。
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