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拝啓つぐみ様。お元気ですか。
あなたは光を撒き散らしながら生きる人でしたね。さんざん私たちを振り回して、あっけらかんと笑っていましたね。

蓮っ葉な性格は、一体誰に似たのでしょうか。人形のように儚い姿には、不釣り合いです。でもそこが魅力です。

あなたは花火のようでした。
夜空に咲いて美しく散る芸術。
この世界のどこかで、今もしぶとく生き残っているのでしょうか。

あなたが生きていることを、今でも信じています。まりあより。
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オカルト雑誌でアルバイトとして働く藤間は、校了間際に音信不通になったライターの湯水を探すために同僚の岩田とともに自宅を訪れる。そこで2人が発見したのは、顔中に“糸”のような引っかき傷をつけ、目を自ら抉り出した状態で死んでいる湯水の姿だった。1週間後、葬儀を終えた藤間は岩田からある原稿のコピーを押し付けられる。それは、亡くなった湯水の部屋に遺されていた手書きの原稿だった。湯水の死の原因はこれにあるはずだと言われた藤間は半信半疑でその原稿を読み始める。原稿に出てくる「ずうのめ人形」という不気味な都市伝説、それと対応するように藤間の周辺に現れる顔中を“糸”で覆われた喪服の人形。迫り来る怪異をふせぐため、藤間は湯水の後任ライターである野崎と彼の婚約者であり霊能力者の真琴に原稿のことを相談するが……。はたしてこの物語は、「ホンモノ」なのか。迫りくる恐怖を描くノンストップエンタテインメント!【電子書籍には、澤村伊智書き下ろしの短編を特別収録!】

話をきいたら呪われる、ずうのめ人形の話です。ミステリー要素もあり、後半はビックリしましたよ。ぼぎわんが、来る、のシリーズです(*´∀`)
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佳人の欲望は「美果子になる」こと。その心が二人に危険な喜びを与えてしまった。その頃、ひとりぼっちの由樹は思いがけない悦楽に目覚めて…大人気!ヨクボウとセイフクの物語、第6巻!!

未果子を主軸にして聴くとゾワゾワします。
「だから君は遊園地にきて
優しい熱と 美しい寂しさに
火をつければ 永遠になれる
いい感じ 最高ね もうぜんぶ 手遅れ」の歌詞が終盤の未果子がカイトを振り回してぐちゃぐちゃになっていく様子にピッタリだなぁと思っていつも聴いてます。
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留学中に故郷の島国が消滅してしまった彼女は、同じ母語を話す者を捜しに、大陸をわたる旅に出る。言葉のきらめきを発見する越境譚。

それぞれに言葉を失い、新しく語り直すために始まった旅。

その途中で、親友とか、恋人とか、ありがちな名前では括れない関係が生まれた。

「恋人は古いコンセプト。わたしたちは並んで歩く人たち」
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施設で暮らす彼らにとってはそこが“安心できる場所”であり、”帰れる場所”なんだと思い、選びました。
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生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが...。不朽の名作ついに登場。

天使が差しだした傘から、太陽を束にしたような強烈な光が溢れだす。

彼は無機質な青い瞳をこちらに向けながら、への字にしていた口を開く。

「全ての世界に光が射しますように。
そして、いつの日か、犯してしまった過ちごとこの世界を愛せますように。

自分自身の過ちを、罪を、全て償える日が来ますように。」

そして最後に、「この光があなたの胸に響き、新たな物語を紡げるような未来がやって来ますように。」と。
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ある夜、怪物が少年とその母親の住む家に現われた―それはイチイの木の姿をしていた。「わたしが三つの物語を語り終えたら、今度はおまえが四つめの物語をわたしに話すのだ。おまえはかならず話す...そのためにこのわたしを呼んだのだから」嘘と真実を同時に信じた少年は、なぜ怪物に物語を話さなければならなかったのか...。

雰囲気でなんとなくです( ;∀;) ― ぶるー
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中学の読書クラブの顧問として、生徒たちのビブリオバトル開催を手伝う愛奈。故郷の沼津に戻り、ブックカフェの開業に挑む彩加。仙台の歴史ある書店の閉店騒動の渦中にいる理子。そして亜紀は吉祥寺に戻り...。それでも本と本屋が好きだから、四人の「書店ガール」たちは、今日も特別な一冊を手渡し続ける。すべての働く人に送る、書店を舞台としたお仕事エンタテインメント、ついに完結!

本や人への愛が感じられなければ、書店も図書館も空虚な本棚です。良い本と出会える場所なら、きっと真っ白な気持ちで帰ることができると思います。
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小説家志望の高校生が主人公、友情とは何かを改めて考える。初のエンタテインメントノベルズ
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主人公の名前が月子であることと、この小説には月が印象的に描かれること、おだやかで幸福な感じの曲調も合っていると思いました。
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僕らは何なの 彼女にとってはいらない
担当刑事が救いたい愛人と、なんとしても逮捕しなければならないというジレンマを抱えたとき、新たな事件が•••。不朽の名作!
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第160回芥川賞受賞!それでも君はまだ、人間でい続けることができるのか。 あらゆるものが情報化する不穏な社会をどう生きるか。仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。すべては取り換え可能であったという答えを残して。

自由を手に入れるには
自由を奪わなくてはならない
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あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

BGMeetingの選曲です。
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ミスチルに支えられた日本代表、サッカーに救われた桜井和寿。2つの国民的コンテンツが交差した場所から探る「平成」のムードとスピリット。footballistaが贈る「サッカーと音楽」。

本書はサッカーとMr.childrenを通じた「平成」の考察だ!ということで、社会風刺×サッカー×ミスチルという尖った「LOVEはじめました」が一番しっくりくるかな。
ミスチルとサッカーというとてもポップな題材だけれど、「終わりなき旅」という最大公約数ではない笑
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出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!

「どんなに完璧に近付いたとしても また また また...」という、淡々と知を求めるリリック。そこに、馬締さんや松本先生の姿がゆらゆらと浮かんでくる。
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摩訶不思議な作品に摩訶不思議なメロディを
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終始鬱屈した感じの曲ですが、ラストに一瞬変化があるところが、似てる。かもしれない。
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ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした──。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。

サピエンスの歌詞の中に出てくる「ユリーカ」=「発見」。
自分の暮らす街に現れたペンギンの秘密を追いかける少年に物語の終盤、答えをもたらすのも正に「ユリーカ」です(アニメ劇場版ではエウレカと表現されていました)
爽やかでほろ苦い物語にぴったりな音楽だと思います。
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Twitterで45万人が共感!(2018年6月時点) 恋愛童貞のメンヘラホイホイ男子、 ニャンが綴る、初の書き下ろしエッセイ。 電話を待つだけの夜が異常に長かったり、 なかなか自分に自信が持てなかったり、 でも笑顔を見ただけで死ぬほど幸せになったり…。 こんな思い大人になってからしたくない。 ていうか、今しかできない。 恋愛に悩む、全ての女子に贈る、 切なくてツライけど また恋したくなる勇気をもらえる1冊です。 ・好きな人からラインを待つだけの夜って長すぎる。 ・「会いたい」って思う気持ちが、同じ量くらいの人と付き合いたい。 ・「自分の幸せ」を求めすぎる恋愛は上手くいかない。 ・「そこまでして愛されたいの?」って聞くなよ。愛されてえよバカ野郎。

痛快。
自身の恋愛感、人との距離感をフラットな言葉で刺してくる。

その割に辛さはない。
口は悪いけど信じられる友人と話しているときに近い。

真夜中、眠れない日に少しずつ読んでみたい。
最果タヒさんの詩集と似た雰囲気だ。

皆がみんな、どこか辛くて、でも生きているんだよな。

読み終わると共感でいっぱいになって、
生きているのもそう悪くはないのだと思えてくる。
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四国の図書館に着いたカフカ少年が出会ったのは、30年前のヒットソング、夏の海辺の少年の絵、15歳の美しい少女―。一方、猫と交流ができる老人ナカタさんも、ホシノ青年に助けられながら旅を続ける。“入り口の石”を見つけだし、世界と世界が結びあわされるはずの場所を探すために。謎のキーワードが二人を導く闇の世界に出口はあるのか?海外でも高い評価を受ける傑作長篇小説。

輪廻転生やメタファー、時空の歪みなどの現象がやや退廃的な世界観でリンクしている。もしかしたら誰もが失った誰かの記憶を潜在的に求め、その人の示した道を辿っているのかもしれない。
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