浅田次郎

月のしずく (文春文庫)

お月見、しようか。おにいさん―付き合っていた男と喧嘩別れをし、怪我をおった美女をたまたま自宅に連れ帰り介抱した辰夫。女は翌日も居座り続けたのだ...。中学卒業後三十年近くコンビナートで荷役をし、酒を飲むことだけを楽しみにしている男に起きた青天の霹靂だった。癒しと再生を描く表題作他、浅田ワールドを満喫できる名品集。

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