藤原帰一

平和のリアリズム

全面核戦争の脅威の終焉に安堵した世界は、いままた新しい戦争の時代に突入した。各地で火を噴く地域紛争、高揚するナショナリズム、民主化後の政治不安、そして、テロと帝国の暴力...。著者は、この不透明な世界に対してたえず冷徹な分析を行い、リアルな平和構想を打ち出してきた。冷戦の終焉からイラク戦争に至るまでの粘り強い思考の成果を初めて一冊に収めた待望の時論集。

全面核戦争の脅威の終焉に安堵した世界は、いままた新しい戦争の時代に突入した。各地で火を噴く地域紛争、高揚するナショナリズム、民主化後の政治不安、そして、テロと帝国の暴力...。著者は、この不透明な世界に対してたえず冷徹な分析を行い、リアルな平和構想を打ち出してきた。冷戦の終焉からイラク戦争に至るまでの粘り強い思考の成果を初めて一冊に収めた待望の時論集。

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