原宏一

極楽カンパニー (集英社文庫)

定年後、暇をもてあまして図書館通いをしていた須河内賢三は、同じ境遇の桐峰と出会った。会社勤めの思い出話で意気投合した二人のオヤジは「会社ごっこ」をしようと思いつく。駅前の喫茶店をオフィスに見立てて、「出勤」する毎日が始まった。やがて、会社ごっこは定年世代の男たちの熱い支持を得て、全国に拡大していく...。働くことの意味を独自のユーモアとペーソスで描く長編小説。

最初の感想を投稿しよう。