砂原糖子,葛西リカコ
心を半分残したままでいる(2) (ディアプラス文庫)
恋人の久遠(くおん)と暮らしつつ、どうしようもなく中上(なかがみ)に惹かれていく静良井(しずらい)。だが想いを通わせた記憶を失くした静良井を、中上は別人だと言って拒絶する。そんなとき、久遠が日記に細工をして途中から恋人に成り代わっていたことがわかる。ではずっとそばにいてくれた恋人『M』とは誰なのか。実は静良井と中上の本当の出逢いは十年以上前、二人が学生の時だった――。恋の成就と、その後の長い別離の真相に迫る回想篇!!