明野照葉

ひとごろし (ハルキ文庫)

本郷に住むフリーライターの野本泰史は、通い慣れたなじみの店「琥珀亭」で水内弓恵と出会う。見るからにおとなしげで目立ったところがなく、存在感が希薄な女。泰史は、そんなはかなげな弓恵に少しづつ惹かれていく。だが、弓恵には少なくとも四年以上の記憶の欠如があった。彼女の過去に一体何があったのか?「汝の名」「女神」の著者が描く、極上の長篇サスペンス、待望の初文庫化。

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