岩城けい
Matt
少年たちの心を切り裂き、また、成長へと導くものとは。世界の広さを痛感させる青春小説。オーストラリアに移住してはや5年。安藤真人は、現地の名門校、ワトソン・カレッジの10年生になっていた。Matt(マット・A)として学校に馴染み、演劇に打ち込み、言語の壁も異文化での混乱も、乗り越えられるように思えた。しかし、同じMattを名乗る転校生、マシュー・ウッドフォード(マット・W)がやってきたことで、真人―マット・A―は、自らの“アイデンティテイ”と向き合うことになる。
少年たちの心を切り裂き、また、成長へと導くものとは。世界の広さを痛感させる青春小説。オーストラリアに移住してはや5年。安藤真人は、現地の名門校、ワトソン・カレッジの10年生になっていた。Matt(マット・A)として学校に馴染み、演劇に打ち込み、言語の壁も異文化での混乱も、乗り越えられるように思えた。しかし、同じMattを名乗る転校生、マシュー・ウッドフォード(マット・W)がやってきたことで、真人―マット・A―は、自らの“アイデンティテイ”と向き合うことになる。