古処誠二

分岐点 (双葉文庫)

昭和20年夏、本土決戦に備えて中学生たちは陣地構築に動員された。度重なる爆撃にさらされ、飢えに苦しみながら辛い作業にあたる少年たち。そんななか一人の少年が指導下士官を殺した。人一倍敵愾心に燃え、大東亜戦争完遂の意気が高い13歳の皇国民は、なぜ歴戦の軍人に銃剣を向けたのか?戦争小説のリアル感とミステリーの臨場感が、稀有な融合を見せる傑作長編。―衝撃の結末は、深く胸を抉る。

昭和20年夏、本土決戦に備えて中学生たちは陣地構築に動員された。度重なる爆撃にさらされ、飢えに苦しみながら辛い作業にあたる少年たち。そんななか一人の少年が指導下士官を殺した。人一倍敵愾心に燃え、大東亜戦争完遂の意気が高い13歳の皇国民は、なぜ歴戦の軍人に銃剣を向けたのか?戦争小説のリアル感とミステリーの臨場感が、稀有な融合を見せる傑作長編。―衝撃の結末は、深く胸を抉る。

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