谷村志穂

おぼろ月 (祥伝社文庫)

「かつて本当に人を愛したことがあるから、もう他のことは浮き世の戯れでしかないのだろうか」深夜に独りの女性の内面を垣間見る酩酊感あふれる「おぼろ月」、突然切り出された別れにその予兆を反芻する「夜の虹」、愛する者の死に傷ついた親友を思いやる「夜の街には、お砂糖がある」...名手が描く、優しくてせつないいくつもの“出会い”と“別れ”の恋愛小説集。

「かつて本当に人を愛したことがあるから、もう他のことは浮き世の戯れでしかないのだろうか」深夜に独りの女性の内面を垣間見る酩酊感あふれる「おぼろ月」、突然切り出された別れにその予兆を反芻する「夜の虹」、愛する者の死に傷ついた親友を思いやる「夜の街には、お砂糖がある」...名手が描く、優しくてせつないいくつもの“出会い”と“別れ”の恋愛小説集。

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