澤地久枝,佐高信
世代を超えて語り継ぎたい戦争文学 (岩波現代文庫)
艦内でいじめにより自殺した少年、人間性を破壊する「軍隊」という組織、息子の遺体をずぼんのベルトでしか確認できない原爆直後の広島の状況、人生を自らの選択で選べなくなること、愛する人に手を伸ばすことができない瞬間―。戦争を知らない世代へ、戦争を知る人びとはいったい何を伝えようとしたのか。二人の案内人が導く戦争文学への旅。
艦内でいじめにより自殺した少年、人間性を破壊する「軍隊」という組織、息子の遺体をずぼんのベルトでしか確認できない原爆直後の広島の状況、人生を自らの選択で選べなくなること、愛する人に手を伸ばすことができない瞬間―。戦争を知らない世代へ、戦争を知る人びとはいったい何を伝えようとしたのか。二人の案内人が導く戦争文学への旅。