柴村仁

プシュケの涙 (講談社文庫)

夏休み、一人の少女が校舎の四階から飛び降りて自殺した。彼女はなぜそんなことをしたのか?その謎を探るため、二人の少年が動き始めた。一人は、飛び降りるまさにその瞬間を目撃した榎戸川。うまくいかないことばかりで鬱々としている受験生。もう一人は“変人”由良。何を考えているかよく分からない...。そんな二人が導き出した真実は、残酷なまでに切なく、身を滅ぼすほどに愛しい。

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