花村萬月

私の庭

やくざの親分・鐵五郎の養子となった元介は、札幌に向かい騒動を巻き起こす。やがて飛蝗の害を軽減する方法を入植者に伝えるため女郎の琴浦と旅へ。結局、飛蝗は防げなかったが、父・権介の元を訪れた元介は、困窮するアイヌや入植者のために祖父のもとにある黄金を使おうと決心する。幕末から明治の北海道を舞台に男たちの躍動する人生を描き切った巨編、完結。

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