島崎藤村
千曲川のスケッチ (岩波文庫)
『若菜集』刊行の後、私塾の教員として信州小諸で六年を過ごした藤村(一八七二‐一九四三)は、千曲川にのぞむ地の人びとの暮らしや自然を詩情豊かに描いた。作者自身が若い人たちのために選び、明治末から大正初期にかけて発表されたもので、その真摯な人生観や文学探求への情熱のにじみでる、美しい小品集。
『若菜集』刊行の後、私塾の教員として信州小諸で六年を過ごした藤村(一八七二‐一九四三)は、千曲川にのぞむ地の人びとの暮らしや自然を詩情豊かに描いた。作者自身が若い人たちのために選び、明治末から大正初期にかけて発表されたもので、その真摯な人生観や文学探求への情熱のにじみでる、美しい小品集。