連城三紀彦

顔のない肖像画 (実業之日本社文庫)

死後に注目された荻生仙太郎の絵画が、30年ぶりにオークションへ出品されることになった。そこには幻の傑作も出品されるらしい。荻生の絵に魅せられた美大生の旗野康彦は『顔のない肖像画』という絵を必ず競り落とすよう未亡人から依頼される。その肖像画は幻の傑作なのか、それとも知られざる理由が?(表題作)。究極の逆転ミステリー7編。

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