池内紀

世の中にひとこと (NTT出版ライブラリーレゾナント050)

春夏秋冬、一年は駆け足で過ぎていく。年々、加速していくようだ。さて、どうしたものか。時の流れを止めるすべはないけれど、砂つぶのような小さな目もりを刻んでみよう。せかせか忙しい毎日のなかで、見過ごしている光景、聞きのがしていることば...。日向ぼっこする犬になったつもりで、片隅からゆっくり世の中を眺めてみよう。大切なこと、オカシなことが見えてくるかもしれない。

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