香納諒一

幻の女 (角川文庫)

女がひとり、地下鉄の駅の階段から上がってきた。忘れもしない。五年前、私の前から突然姿を消した瞭子だ。ところが、その夜、相談したいことがあると留守電に伝言を残したまま、彼女は殺されてしまう...。弁護士の仕事を放擲して、“幻の女”の過去を追う栖本。その実像の背後に潜む巨大な陰謀とは?サスペンス溢れるストーリーで真実の愛を描いた傑作。

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