七月隆文
イリスの虹 (電撃文庫)
平凡な高校生・唐崎省吾との共同生活を始めた、虹色の瞳を持つ少女・入州帚。人並みの幸せをかみしめる帚の前に現れたのは、神話世界の住人“ミス・ミステイク”だった。彼女の撒く“失敗の羽根”は人々に取り憑き、やがてその羽根が発動するとき、人はありとあらゆる行為に“失敗”し、破滅を迎えてしまう―。“ミス・ミステイク”に闘いを挑む帚だったが、その胸には既に“失敗の種”が植え付けられていた。省吾の身を案じる帚は、省吾を突き放し、一人で闘う決意を固めるが...。大好評シリーズ2弾。