辻仁成

醒めながら見る夢

神のように姉を慕い、その恋人を共有したいと誘惑する女、姉妹と寝ながら、死に取り憑かれる劇団演出家、感情を外に出すことができず、口無しと呼ばれる青年、女装趣味の年下男に入れあげる華道の家元、縄で肉体を縛って心を炙りだそうとする縄師...底なしの虚無を見すえながら、生のリアルな感覚を取り戻そうともがく人々に心の平安は訪れるのか―。

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