山折哲雄
近代日本人の宗教意識 (岩波現代文庫)
日本人にとって宗教とは何か。その無神論的心情と背中合わせになっているものは何か。本書は著者年来の問題意識による成果を集成し、風土に規定された自然感覚の深奥に横たわっている原初的な宗教意識とその特質を浮き彫りにする。漱石、子規、賢治、寅彦等の広義の宗教的態度を例証しながら、日本人の心の深層に新たな光を当てる労作。
日本人にとって宗教とは何か。その無神論的心情と背中合わせになっているものは何か。本書は著者年来の問題意識による成果を集成し、風土に規定された自然感覚の深奥に横たわっている原初的な宗教意識とその特質を浮き彫りにする。漱石、子規、賢治、寅彦等の広義の宗教的態度を例証しながら、日本人の心の深層に新たな光を当てる労作。