藤田尚徳
侍従長の回想 (講談社学術文庫)
敗戦必至の状況に懊悩する昭和天皇。空襲、重臣間の対立、ソ連参戦、原爆投下...。終戦の決断に至るまでになにがあったのか。玉音放送、マッカーサーとの会見、そして退位論をめぐって君主として示した姿とは。サイパン陥落後の昭和十九年八月から極東国際軍事裁判が開廷する昭和二十一年五月まで側近に侍した海軍軍人の稀有の証言。
敗戦必至の状況に懊悩する昭和天皇。空襲、重臣間の対立、ソ連参戦、原爆投下...。終戦の決断に至るまでになにがあったのか。玉音放送、マッカーサーとの会見、そして退位論をめぐって君主として示した姿とは。サイパン陥落後の昭和十九年八月から極東国際軍事裁判が開廷する昭和二十一年五月まで側近に侍した海軍軍人の稀有の証言。