西條八十

女妖記 (中公文庫)

出逢った女性たちとの遍歴を描いた知られざる自伝的小説集。女掏摸、虚言癖、金髪美人など様々な“女妖”―魔性の妖気に翻弄され、惹かれていく自らの不条理な心理を艶やかな文体で回想する。永井荷風、竹久夢二、中山晋平、生方敏郎、嶋中雄作などの知友も登場、昭和初期の風俗を活写する。半世紀を経ての復刊・初文庫化。

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