島地勝彦
愛すべきあつかましさ (小学館101新書)
現代日本を取り巻く不安と不満。年間自殺者は3万人を超え、経済も政治も外交も、すべてが手詰まり。いつからこんな国になったのか。輝ける戦後の日本にあって、手詰まり日本にないものは何か?それは思いやりを持ちつつも、どんどんと胸襟を開いて他人と接してきた“愛すべきあつかましさ”ではなかったのか。昭和の文豪=柴田錬三郎、今東光、開高健とのやりとり。そして歴史上の偉人たちの人生から、本来、日本人が持っていた“愛すべきあつかましさ”の処世術を説く、抱腹絶倒の日本改造論。