うぐはら アレックスシアラー 青空のむこう あらすじを読む ぼくはまだ決めかねてた。アーサーはぼくに背中をむけて歩きだした。そのとたん、エギーやママやパパや友だち、ぼくが知ってる人たちの顔が次々に浮かんで、どうしてももう一度会いたくなった。みんながいなきゃ生きていけない。死んでることだってできない。すぐにぼくは決心した。アーサーの後を追いながら呼びかけた。「待って、アーサー。ぼくも行く」アーサーは立ち止まってぼくを待った。それからふたりで駆けだした。“生者の国”を目指して―。 キマグレン サヨナラの朝 しんみり終わるさよならでは、締めくくりたくなかった。 新たな旅に出る主人公を笑顔で送りたかったのだ。 ユーモアに笑って、生きている人と死んでいる幽霊との違いに泣いて、最後の最後に主人公が覚悟を決めて別れを告げる。 輪廻を予感する新たな世界に飛びだった彼に、最後の言葉をかけたい。 『さようなら、また会えるよ』と。 0 0 0件のコメント 送信 シェア 作家 本のタイトル キマグレン サヨナラの朝 その本に音楽をならそう。 今すぐ投稿する