1995年、神戸市長田区。震災で両親を失った少女・丹華は、兄妹とともに医師のゼロ先生に助けられる。復興へと歩む町で、少しずつ絆を育む一家を待ち受けていたのは、思いがけない出来事だった―。『楽園のカンヴァス』の著者が、絶望の先にある希望を温かく謳いあげる感動作。

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誰よりも人を信じ切った彼女は、誰にも到達できない所まで羽ばたいていった。    可能性を信じれば、どこへでもいけるのだ。    大切な人を失って、兄妹...続きを読む
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