うぐはら ドリアン助川 多摩川物語 (ポプラ文庫) あらすじを読む 映画撮影所の小道具係を辞めようかと悩む隆之さん、客の少ない食堂で奮闘する継治さん、月明かりのアパートで母をしのぶ良美さん……。 多摩川の岸辺の街を舞台に繰り広げられる心温まる人生のドラマ。 収録作品は「黒猫のミーコ」「三姉妹」「明滅」「本番スタート!」「台風のあとで」「花丼」「越冬」「月明かりの夜に」の全8篇。 名もなき人びとの輝ける瞬間が胸を打つ、珠玉の連作短篇集。 スピッツ ルキンフォー 無人販売所で野菜を売る農家の雅代さん。 古書店で働きながら、 小説家になることを夢見て創作に励む洋平さん。 映画撮影所で小道具を作りながら、 映画に携わり続けることを誇りに思う隆之さん。 バードウォッチングという共通の趣味によって、 繋がることが出来た翔くんと綾ちゃん。 それぞれが悩みを抱えている。 生き物たちに癒されながら、 あるいは罪や抱え込んだ傷に向き合いながら、 生きてゆく。 不格好でデコボコだけど、きっと大丈夫。 この道は、次の場所に繋がっているはずだから。 だから、ゆっくりと歩いていこうよ。 3 0 0件のコメント 送信 シェア