うぐはら

感想なのか詩なのか分からない文章を書く人。エンタメ小説を中心に純文学、エッセイなどを読みます。
邦楽ロックとJ-POPが好物。

※選曲は非公式です。
公式様とは一切関係がございませんので
予めご了承ください。

人生の最後に食べたいおやつは何ですか――若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。2020年本屋大賞第2位。

「スタンバイ、オーケー」
それでも行くのは怖い。
幾度となく自問自答を繰り返した夜に、
食べる「幸福」を知る。
あちらの世界はきっと真っ白で、
埃一つない清潔な世界だ。
「あのお菓子が食べたい」
それだけで人は生きていける。
その日がやって来るまで、炎を点し続けるのだ。
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死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作! ★★★★★ ミステリランキング5冠! ★第20回本格ミステリ大賞受賞 ★このミステリーがすごい! 1位 ★本格ミステリ・ベスト10 1位 ★SRの会ミステリベスト10 1位 ★2019年ベストブック さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補! ★★★★★ 城塚翡翠。 彼女は、なにを視(み)ていたのだろう……? すべてが、伏線。

犯人には早めに目星が付いたのですけど、
最終章でまさかこう来るとは。
もう何も語りません。
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小学5年のミレイちゃんが、鎌倉の「さるすべりの館」で過ごすひと夏の物語。赤の部屋には何があるの?なぜ止まっていた時計がとつぜん動き出した?緑の部屋にある肖像画はいったい誰?著者にとってはじめての、小学生から大人まで楽しめる長篇小説。

ぬいぐるみの知能は、人を遥かに凌ぐらしい。
ミレイちゃんが抱いている、熊のぬいぐるみのビーちゃんもそうだった。
豊満で甘い香りの百日紅は、「夏のかけら」を探す旅へと誘う。
この世界は思っているより素敵な色に溢れている。盲目の賢い犬を連れて旅に出よう。争いごとに巻き込まれ、生き別れになったあの人のためにも。
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東下りの国司が襲われ、妻子と山中を逃げる。そこへ、くすの実が落ちて―。いじめに遭う中学生の雅也が巨樹の下で...「萌芽」。園児たちが、木の下にタイムカプセルを埋めようとして見つけたガラス瓶。そこに秘められた戦争の悲劇「瓶詰の約束」。祖母が戦時中に受け取った手紙に孫娘は...「バァバの石段」。など、人間たちの木をめぐるドラマが、時代を超えて交錯し、切なさが胸に迫る連作短編集。

樹海の中で雨に打たれ、種を呑み込もうとした幼子はどう思っているのだろう。幾度ある人の逢瀬も、暴力と隣り合わせの日常も、鬱蒼と茂る「ことりの樹」
大樹と比べれば、取るに足らぬものだ。
樹は亡骸を糧にして枝葉を広げる。葉は青虫を肥えさせ、やがて翡翠の蝶の群れを産み、新たな命を育む。人の手で斃された後も、それは奈落まで続いていた。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

一角獣が向ける愛は、人のそれと異なると言う。
不貞を重ねた者を拒み、蹴り飛ばす。
なんて残酷なのだろうか。それと同時に、純で清らかな者を好み愛す二面性を持つ。
人も幻獣も、慈愛と畏怖を抱かせる生き物だ。恐れが無ければ敬えない。全く妖しく、罪深い。
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「甲子園の神整備」で知られるグラウンド整備の職人集団「阪神園芸」を描く、絶対に泣く青春×お仕事小説!

ずっと孤独だと思っていたんだ。雨降って地固まる。魔物が住む甲子園に加わる無数の手。心にある葛藤を、上手に仕事ができないもどかしさを、見て見ぬふりをしていた。今まで迷いながら生きてきたけれど、この景色は絶対に忘れない。夕日を背負ったあの人の背中を、金属音が鳴り響くあの夏の熱狂を。
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江戸末期に土佐に生まれ、幼少より絵の才能を発揮し、狩野派の技法を信じがたい短期間で習得した天才絵師―通称“絵金”。免許皆伝を得て帰郷し、土佐藩家老のお抱え絵師となるも、とある事件により追放される...。市川團十郎や武市半平太、前村洞和など、その絵に人生を左右された男たちの生きざまから、絵金の恐るべき芸術の魔力と底知れぬ人物像が浮かび上がる、傑作時代小説。

丸々と肥えた鶏を屠る。鮮やかな桃色の断面は、まだ瑞々しく温かい。滴る鮮血は天竺牡丹の形に拡がった。人は何故祭の熱に浮かされるのか。蛇のように睦み合い、本能のままに貪る。もっと熱を。血湧き肉躍る筆遣いを。誰からも忌み嫌われ、追放された男は怨恨と陶酔を込めて絵筆を握った。
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幼馴染みの「俺」と「ルー」は千二百年生きるという神馬を探しに、神社の奥ノ院に潜入。長い廊下を歩くうち、いつの間にか見たこともない景色が広がっていて―「千二百年生きる馬」。海辺の街でアンティーク・ボタンの店を営むジェリー。ある夜悪夢で目覚めた彼は、青いワンピースを着た半透明の少女と出会う―「四歳のピーコートのボタン」。おはなし好きの父親と子どもが、伸び縮みする“時間”を旅する。27編から成る、ひとつの物語。

あたたかい虹のリボンのようだ。あなたのことばは、ゆるやかに世界を駆け巡って、みんなを虜にしてしまう。日常が特別になる魔法。身を粉にして幸福な記憶を呼び覚ます香りちゃん。書かれるのをじっと待っている革のノート。物語を望んでいる3歳のピッピも、忽然と消えた六十過ぎの画家も、砂となって消えた女も、ふくふくのパン種でさえ、物語のなかで息づいている。
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「なかなかキュートな足跡なのよ」。恋人が教えてくれた、妖精の足跡の捕まえかた。ぼくが試してみると、本当に歩いた跡が残っていた。そこで、妖精の映像を撮影しようとするが...(「ラブ1からラブ3」)。水没したお台場にできた新国家、廃墟で死を待つ少女、校舎の屋上にある秘密の楽園―。日常の隣りにある小さな奇蹟を、鮮烈に描いた掌編集。単行本未収録の作品を加えて待望の文庫化。

悲しいことが溢れる世界で、少しずつ壊れてゆく夢をぼんやりと眺めている。即席の魔法で修復された物語たちを、神さまはじっと見ていた。ハロー。グッドバイ。この世は報われないことばかりで腹立たしいけれど、そんなに悪いものじゃないぜ。だから、愛し続けるんだ。
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自由は弱者から順に奪われる。甘言で惑わし口車に乗せて騙す。彼らが一冊でも読書する習慣をもっていたならば。精神的に追い詰められていなければ。臓器をお金で買い取ろうと思わないだろう。何も蔓延っているのは目に見える病だけとは限らない。正義の暴走と貧困は根深く、どの国にも潜むものだからだ。
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誰も詩羽のような人生は真似できない。下手をすれば親切心は犯罪になってしまうし、生まれ持った愛嬌があってはじめて成り立つからだ。「普通」は現金無しで日常生活を行えないだろう。しかし彼女は簡単に成し遂げてしまう。才能だから?それは違う。なぜなら彼女は一人一人の個性を促進させる触媒なのだ。心を読み取り、励まし、情熱を呼び覚まし、孤独を癒す。失ったものを取り戻させる天才だ。今は本作の鍵となる劇中作の「戦場の魔法少女」が読みたくて堪らない。
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「いま、ここにいない人やモノの声を聴く」―都会のへりのガケ下の町。鯨塚があるその町で、僕は“流星新聞”を発行しているアルフレッドの手伝いをしている。深夜営業の“オキナワ・ステーキ”を営むゴー君、「ねむりうた」の歌い手にしてピアノ弾きのバジ君。“ひともしどき”という名の詩集屋を営むカナさん、メアリー・ポピンズをこよなく愛するミユキさん―個性的で魅力的な住人が織りなす、静かで滋味深い長編小説。

塚の中から鯨の骨が見付かった。私達の傍で息を潜めていたのだ。基盤の中に組み込まれた巨大な生物の亡骸は、見えない所で生活と結び付き、透明な音を奏でる。ある人は開眼し「シ」を垣間見た。今宵私達は、悠々と夜の底で泳ぐ生物に抱かれて懐かしい夢を見ることだろう。
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難聴を患いながらも、世界的なピアノコンクール「ショパン・コンクール」に出場するため、ポーランドに向かったピアニスト・岬洋介。しかし、ショパン・コンクールの会場で殺人事件が発生。遺体は手の指10本がすべて切り取られるという奇怪なものだった。岬は鋭い洞察力で殺害現場を検証していく!

これは怒りだ。理不尽に奪われていった命への、ひいては悪辣なテロリズムに対しての。何のために演奏するのか。自分のためか。はたまた愛する人のためか。どうだって構わない。熱量があるかどうか。それがすべてだ。命を燃やしてピアニストは抗い続ける。両腕がある限り、何度でも弾き続けよう。終わりのなき鎮魂歌を。
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敵基地の最深部に到達した太陽は、ついに皮下と激突! その時「開花」の力が暴走し、脳裏に皮下の記憶が流れ込む。皮下の壮絶な過去とは、そしてそこに映った人物とは…。「夜桜前線」、任務完遂(ミッションコンプリート)なるか……!?

『ねぇ、太陽、私とともに生きてくれる?』
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天国も地獄も、すべてこの世にある。地獄に突き落とされた家族三人が辿り着く先とは。震えるほどの感動が響き渡る、圧巻の最新長編。

騙されたと思って聴いてください。もう何も語れません。人は神を凌駕しうるのですかね。
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たとえば、とても会いたかった人にばったり出会った時。たいした事が起きたわけでもないのに、おかしくて笑いが止まらない時。それは天使のしわざです。目に見えなくても、いろんな天使がそこらじゅうにいます。この本の天使図鑑や、見つけるためのコツを読んで、天使たちと仲良くなってください。文庫化にあたって絵をすべて描下ろしました。いちばん大切な人にあげてください。

身の回りを見渡してみよう。
想像力をはたらかせて、3秒だけ時間を数えてみる。3,2,1。目を開けて。
君にも見えるだろう。天使たちがほがらかに笑っている姿を。
どんなに先が見えない日にも、空っぽで憂鬱な一日にも、天使たちはいつもそばにいる。君の肩に手を置いてたりして。ほら、今、横切った。
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ゆるされぬ僕達の想いをつないでくれたのは、携帯メールだけでした。君からのメールは爆弾や蒼い傘の絵文字まじりになりましたね。雨が降ってます、僕のこころにも。でも、羽ばたいてゆける。たとえ「非常識」と誹られようと、ひどい汚名を着せられようと……。そっとひとり涙する。痛く、哀切な表題作と「ハネ」、全二篇。

青年と少女の関係は思わぬ方向へもつれ込んでしまった。フィクションであるか否かはこの際興味はない。何故糾弾されてしまうのだろう。ただ可愛いものが好きなだけだというのに。貴方のことを、心から愛しているはずなのに。
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モデルが例外なく死に至るという“死神”の異名を持つ謎の絵師ナユタ。その作品の裏側にある禁断の世界とは。渾身の美術ミステリー。

密やかに森へと侵入する。
鬱蒼と繁茂する絵画たちの中で、
時は静かに語りかける。
呪いに似た蠱惑的な筆致。
皆は口を揃えて言う。
『‘’***‘’は何者なのか?』
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突然のキスから始まったそれは恋?友情?それとも......boy meets boyの甘く切ない恋愛小説。

『愛の言葉と言い訳は似ている』

Pretender。和訳すれば「詐称者」だ。港くんの嫌味がない性格とヤマトが否応なしに魅せられる危険な魅力が、万人の心を打つ曲の心境と重なるのだろう。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

ボッコちゃんに収録されているお話に通じるのは、圧倒的な『終末感』。確かに時代錯誤な内容や現代の技術で補完された課題もありますが、アイロニーと幸福な虚無感は普遍的だと思うのです。皆様はどうでしょうか。
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