本藤安樹 藤沢周平 たそがれ清兵衛 (新潮文庫) あらすじを読む 下城の太鼓が鳴ると、いそいそと家路を急ぐ、人呼んで「たそがれ清兵衛」。領内を二分する抗争をよそに、病弱な妻とひっそり暮してはきたものの、お家の一大事とあっては、秘めた剣が黙っちゃいない。表題作のほか、「ごますり甚内」「ど忘れ万六」「だんまり弥助」「日和見与次郎」等、その風体性格ゆえに、ふだんは侮られがちな侍たちの意外な活躍を描く、痛快で情味あふれる異色連作全八編。 Javier Paxariño, Chano Domínguez & 山本邦山 Babelia さまざまなコンプレックスを抱えた侍たち、実は彼らは剣の達人だった……という要約すれば実に陳腐な短編集ですが、そこは藤沢周平の筆致、丁寧に温かく人間を描いています。 尺八の音色だけでないところが選曲のこだわりポイントです~ 0 0 0件のコメント 送信 シェア