島本理生

よだかの片想い (集英社文庫)

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顔に目立つ大きなアザがある大学院生のアイコ、二十四歳。恋や遊びからは距離を置いて生きていたが、「顔にアザや怪我を負った人」をテーマにした本の取材を受け、表紙になってから、状況は一変。本が映画化されることになり、監督の飛坂逢太と出会ったアイコは彼に恋をする。だが女性に不自由しないタイプの飛坂の気持ちがわからず、暴走したり、妄想したり...。一途な彼女の初恋の行方は!?

どんなに姿が醜くても、
どんなに姿が美しくとも、
心が美しくなければ真に美しいとは言えなくて。

「どんなに凄い本や映画より色褪せない不滅の日々を重ねて歩きたい」。

顔にアザかあろうとも飛坂さんを追い求めるアイコの純粋さと一途さを、
ファンキーでありつつもその場で足踏みするように心に寄り添う髭男の曲と重ね合わせてみました。
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川越宗一

熱源

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故郷を奪われ、生き方を変えられた。それでもアイヌがアイヌとして生きているうちに、やりとげなければならないことがある。北海道のさらに北に浮かぶ島、樺太(サハリン)。人を拒むような極寒の地で、時代に翻弄されながら、それでも生きていくための「熱」を追い求める人々がいた。明治維新後、樺太のアイヌに何が起こっていたのか。見たことのない感情に心を揺り動かされる、圧巻の歴史小説。

寒いけど、熱い!
宿命に立ち向かうアイヌの人たちの生き残ろうとする気持ちが伝わってきた!
故郷と魂を守るために力を尽くした人たちのことを知れてよかった。
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松村涼哉

15歳のテロリスト (メディアワークス文庫)

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なぜ少年はテロリストになったのか――衝撃と感動が迫りくる慟哭ミステリー

"君の運命の人は僕じゃない"
「その溝は埋まらない」
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竹内真

カレーライフ (集英社文庫)

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人は死ぬものなのだと知ったのは、カレーライスを食べた後だった。その死が僕とカレーを結びつけ、もう一つの死が僕の背中を押した。長く奇妙なその旅に、僕の平穏な生活は丸ごとのみ込まれていった。それでも僕は、カレーライスが大好きだ。カレーライスを作る時、無闇やたらと幸せな気分になることがある。僕らみんなが、何か大きなものに包まれているような気がするのだ。史上初、大盛カレー小説!富士・米国・印度・琉球を縦横無尽、ボリューム満点1300枚。

山あり谷あり刺激あり、スパイシーな旅路を想像できる組み合わせ。楽しい仲間にも出会えそう。

残念ながら、歌詞にカレーは出てこないけど...
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古川日出男

南無ロックンロール二十一部経

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一九九X年。猛毒ガスを手にした一人の男が地下鉄に乗り込む。男の胸には抹殺せよとの教義がある。座席に座り周囲を窺う。と、隣の乗客のヘッドフォンから音楽が、ロックンロールが漏れてくる―。念仏としてのロックンロールが鳴り響く、要塞化した東京。跋扈する牛頭馬頭の獄卒、都市奪還を狙う少女、「塾生」を率いる老人―輪廻とは業なのか?そして彼岸と此岸を自在に往来する、ブックマンを名乗る男が現れる―。「誤解の愛」が播種したロックンロールが、六つの大陸と一つの亜大陸、そして日本に蔓延する。ロックンロールは二十世紀史に邂逅し、その歴史を書き換えていく―。「コーマW」「浄土前夜」「二十世紀」時空を超えた三つの語りが衆生の一切を巻き込みうねる。豊饒にして過剰、過激。破格のスケールで描かれる怒涛の一〇〇〇枚。

罵倒は情熱で吹き飛ばせ。
既成概念を覆せ。腐った常識は己の手で蹴散らせ。瞳の炎を絶やすな。俺達はまだまだだ。野望を成し遂げていないからだ。

観客諸共、渦に巻き込め。
己の「格好良い」を追求しろ。
美意識を高く持ち、耽溺させろ。
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