ゆるされぬ僕達の想いをつないでくれたのは、携帯メールだけでした。君からのメールは爆弾や蒼い傘の絵文字まじりになりましたね。雨が降ってます、僕のこころにも。でも、羽ばたいてゆける。たとえ「非常識」と誹られようと、ひどい汚名を着せられようと……。そっとひとり涙する。痛く、哀切な表題作と「ハネ」、全二篇。

青年と少女の関係は思わぬ方向へもつれ込んでしまった。フィクションであるか否かはこの際興味はない。何故糾弾されてしまうのだろう。ただ可愛いものが好きなだけだというのに。貴方のことを、心から愛しているはずなのに。
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