斎藤環

生き延びるためのラカン (ちくま文庫)

ストーカー、リストカット、ひきこもり、PTSD、おたくと腐女子、フェティシズム...「現代の社会は、なんだかラカンの言ったことが、それこそベタな感じで現実になってきている気がする」。電車内の携帯電話の不快なわけは?精神病とはどういう事態か?こうした問いにラカンはどう答えてくれているのか。幻想と現実がどんどん接近しているこの世界で、できるだけリアルに生き延びるためのラカン解説書にして精神分析入門。

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