藤野千夜

少年と少女のポルカ(キノブックス文庫)

ゲイのトシヒコと、女になりたい同級生のヤマダ、電車に乗れなくなった幼なじみのミカコ。三人それぞれの葛藤と日常、そして青春を軽妙に瑞々しく綴った表題作と、その後日談二篇。そして、自分を六十四歳だと思い込むことにした十八歳浪人生ハルコのひと夏の恋を描いた海燕新人文学賞受賞作「午後の時間割」。芥川賞受賞・藤野千夜、幻のデビュータイトル。

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