上遠野浩平

わたしは虚夢を月に聴く (星海社文庫)

探偵の荘矢夏美が受けた、依頼人自身が“その人の名前も姿もほとんど思い出せない―”という奇妙な“人探し”。正体不明の「誰か」を探すうち、夏美は今いる世界の真実に目醒めていく...。月を跳ねるウサギ型のロボット。人智を超えた“敵”。冷凍保存された英雄。「鉄仮面」と呼ばれる超兵器―。嘘のような現実が月にあり、現実のような嘘が地球にある。これは、虚ろな夢の物語。上遠野浩平が描く青春SFの金字塔、“ナイトウォッチ”シリーズ第二弾。

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