武光誠
横割り世界史 (図解雑学)
従来の世界史の本では、ヨーロッパの古代が終わると、アジアの古代、ヨーロッパの中世が終わると、アジアの中世のような順番で、つまり各時代を文化圏ごとに分けて解説されていました。本書では、各時代を文化圏ごとに分けずに、わかりやすく簡潔な文章と豊富な図版を使って、全世界を同時代で捉える横割りで、世界史を解説します。例えば、日本で元寇があった13世紀後半、ヨーロッパでは絶大な権力を誇ったローマ教皇が争いに破れ、小アジアではオスマン・トルコが拡大していました。これまでバラバラでしか理解できなかった世界史を、本書なら、大きな流れとして捉えなおすことができます。