有島武郎

生れ出づる悩み (集英社文庫)

自分の才能を信じて夢を追うのか、それとも今このままの現実を生きていくのか―。画家になりたいという一途な想いを抱きながらも、家族の生活を支えるために、漁師という過酷な労働に従事しなければならない青年・木本。圧倒的な北海道の自然のなかで、「いかに生きるか」という青年の深い苦悩を描き切った傑作小説。著者の作品と人生を読み解く文庫オリジナルのブックガイドも収録。

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