三浦綾子

死の彼方までも (小学館文庫)

平穏な家庭に忍び込んでくる死の影を背負った女の息遣いに、家族の信頼と幸福がもろくも崩れ去っていく姿を描いた表題作『死の彼方までも』の他に、『赤い帽子』『足跡の消えた女』『逃亡』を収録。作家活動の最盛期にあった作者が、長編執筆のかたわらで、慈むように世に送り出した珠玉のような傑作中短編集。

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