小池真理子

くちづけ (ふしぎ文学館)

女のわたしを「若様」と呼ぶ男の背で2000年。二人の旅に果てはあるのか?...『くちづけ』。祖母に連れられて、ピアノを習いにきた熱心な少女は、すでにこの世の人ではなかった...『ミミ』。子供のころ大好きだった亡き父のお妾さん・信子。その旧宅で、彼女の霊と逢う美也子...『鬼灯』。甘く、切なく、そして儚い「小池ワールド」の素晴らしさを堪能させる珠玉の14篇。

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