長岡弘樹

血縁 (集英社文庫)

コンビニの店員が男にナイフを突きつけられるなか、電話の音が響いた。『でていいか』店長が差し出したメモを見ても、男はなぜか何も答えなかった―(「文字盤」)。自首という言葉を聞くと、あの出来事が芹沢の頭をよぎる。刑務官が押さなければならない3つのボタン―(「ラストストロー」)。など全7編。家族とは、いったい何か?短編ミステリーの名手が放つ、情感豊かな犯罪小説集。

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