瀬名秀明

希望 (ハヤカワ文庫JA)

少女は語った。エレガントな宇宙の不在を証明した母親と、コミュニケーションの定性・定量化モデルを構築した父親と、自分の人生を。科学と哲学と文学を融合し、SFの目指すべき方向を示した表題作。声を持たずに生まれた女性は夢を叶えるため、特別な本の制作を依頼する―「光の栞」、マジックとロボット工学をテーマにしたラブストーリイ「魔法」他、文学と科学の接点を追求する全7篇を収録した、待望の第一短篇集。

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