青柳碧人

彩菊あやかし算法帖 (実業之日本社文庫)

罠だらけのからくり屋敷から得意の算法で脱出できるか!? 大人気「浜村渚の計算ノート」シリーズ著者が贈る、新感覚時代×数学ミステリー! 常陸国牛敷藩の下級武士の娘・車井彩菊は、おしゃれが大好きな十七歳。算法が得意で寺子屋で教えている。そんな彩菊がひょんな縁で、水戸藩の名家・高那家の三男・半三郎のもとに嫁ぐことになった。水戸に来て早々、彩菊と半三郎はお城に呼ばれ、からくり仕掛けを愛好する谷田部藩新町村の名主・飯塚伊賀七と対面する。伊賀七は、とある山寺のからくり好きの坊主が突然亡くなり、成仏しないまま幽霊となって寺にとりついていると語る。からくりの張り巡らされた寺に潜入し、得意の算法で成仏させてほしい、というのだが――(第四之怪)。キュートな彩菊が、半三郎(算法はからきし…)と力を合わせて、妖怪や幽霊が起こす事件を解決する、痛快ミステリー。数学ってこんなに面白いんだ、と実感できる大好評「彩菊あやかし算法帖」シリーズ第2巻!

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