筏田かつら
静かの海 その切ない恋心を、月だけが見ていた 下 (宝島社文庫)
自分が女の子だということを言えないまま、近所の大学生・行成(ゆきなり)との友情を育むマサキ。その小さな胸の中で生まれた恋心は、どうしようもないほどに膨らんでいた。そんなマサキに中学受験と、行成との別離の日が近づいてくる。別れの前に、ずっと隠していた秘密と本当の想いを行成に告げようと決めるのだが……。ままならない現実と、抑えきれない想い。淡く儚い、恋のゆくえ。
自分が女の子だということを言えないまま、近所の大学生・行成(ゆきなり)との友情を育むマサキ。その小さな胸の中で生まれた恋心は、どうしようもないほどに膨らんでいた。そんなマサキに中学受験と、行成との別離の日が近づいてくる。別れの前に、ずっと隠していた秘密と本当の想いを行成に告げようと決めるのだが……。ままならない現実と、抑えきれない想い。淡く儚い、恋のゆくえ。