古川日出男

MUSIC (新潮文庫)

「痛快な小説を書きたかったのだ。どこまでもどこまでも痛快な」―。無敵の野良猫スタバ、猫笛を操る少年佑多、俊足の少女美余、恋人を失った北川和身、アートの世界的権威JI。4人の人間は1匹の猫によって東京から京都へと引き寄せられ、ついに「鳥ねこの乱」が始まった...。疾走は止まらない。猫と青春と音楽が奏でる二都物語は、時空間をも超越し、小説の奇跡がここに結実する。

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