永井荷風

あめりか物語 (岩波文庫)

明治四一年、自然主義の文壇を一撃、魅了した短篇集。シアトル着からNY出帆まで、文明の落差を突く洋行者の眼光と邦人の運命が点滅する「酔美人」「夜半の酒場」「支那街の記」―近代人の感性に胚胎した都市の散文が花開く。『ふらんす物語』姉妹篇。

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