皆川博子

瀧夜叉 (文春文庫)

平安京遷都から百四十余年、東西の雄・平将門と藤原純友は手を結び、朝廷に反旗を翻した。盟約の証に夫婦となった純友の息子九郎と将門の娘夜叉、悲運の役を担う千代童、夜叉の姉・如月尼らは戦乱に巻き込まれ、運命に翻弄される。燃え上がる大地に陰陽師の呪詛の声が響く、妖艶なる伝奇ロマンの傑作。

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