山口椿

少女残酷物語 (ハルキ・ホラー文庫)

老朽ビルの一室にあるテレビに映し出されたのは、“血だらけの平台の上で断裁される女たち”だった―。その残虐シーンを観てしまった美沙が、現実と幻想の境界を漂う「オーバーヒート」。暗闇の中、車を走らせるなつみを襲ってきたのは―なつみたちだった。そこから先の地獄絵図を素描した「入れかわり立ちかわり」など、書き下ろし八篇をふくむ、全二十篇を収録した恐怖と幻想の傑作集。

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