明野照葉

冷ややかな肌 (中公文庫)

十年の商社勤めの末、三十四歳にして「島流し」の憂き目にあった夏季は、出向先の若き取締役、渡辺真理の手腕に羨望と疑念を抱く。地味な外見、希薄な存在感に反して発揮される冷徹な決断力と異様な行動力。夏季は後輩とともに秘密を探り始めるが...女の闇を描く明野ワールドの集大成!書き下ろし長篇。

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