北杜夫

どくとるマンボウ回想記

「航海記」から半世紀。世界の海山を駆けめぐり膨大な作品を吐き出したマンボウは、いまは世を捨て何も望むことはない。生と死、時間と空間の輪郭が溶けてしまった、洒脱でちょっととぼけた半生記が写す、もうひとつの戦後文学の豊かさ。日経新聞連載「私の履歴書」、待望の文庫化。

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