喜多川泰

心晴日和

クラスの女子からいじめられ、孤独を感じている14歳の美輝。ある日病院で出会った井之尾という不思議な老人に、「自分のかわりに春を感じるものを見つけて写真に撮ってきてほしい」というお願いをされる。言われるがままに外に出てみると、美輝は今まで殺風景だった通学路に春があふれていることに気がつくのだった。道ばたに咲いている花、車のボンネットで昼寝をする猫、河原で野球をする半袖姿の少年たち...。心が晴れた記念日―その日が美輝の心晴日和になった。小さな心がけ一つで幸、不幸はコントロールできる!ロングセラー『君と会えたから...』『手紙屋』の著者が贈る、“絶望”が“希望”に変わる奇跡のストーリー。

最初の感想を投稿しよう。